少なからず影響を受けた国民の一人。
なかなか進まない復興と同じ足並みで、
複雑な思いは未だ拭えないまま。
2年も経つと風化が始まるのは避けられない現実だけど、そんな中、ふとした日常生活の中で、初めて知った事実。
それは、職場の近くにある、震災後ようやくオープンした店舗の話。
震災直後、コンテナにある木材を火種にして炊き出しをしたそう。
自らも厳しい状況にある中、主要駅の傍に立地していたこともあり、足止めされた出張者には大変ありがたい振る舞いだったようで、中には2年経った今もなお、出張次いでとは言え、わざわざお礼を届ける方もいらっしゃるとか。
店主達は、届けられる贈り物に驚いているそうですが、ものすごく限られたエリアのこのような話題を拝見すると、なんだかいろいろと考えさせられちゃいますね。
窮地に陥った時のヒトの行動って、そのヒト本来の姿が見えるとは良く言いますが、こうした状況のお互い助け合う行動って、そう容易に出来ることではないように思えるのは私だけでしょうか。それが生死に関わる状況なら尚更...。
仕事に追われ忘れがちになっているアノ時のこと、思い出す頻度は激減してしまうけど、せめて1年に1度のこの日、防災対策も含め、家族や友人と振り返って見つめ直すことも大事かもしれませんね。